pandas-datareaderのサポートしているデータソースの一つにEcondbがありました。pandas-datareaderに関してはこちらのページをご参考にしてください。
pandas-datareaderの公式ドキュメントでは、”Remote Data Access“と”Data Reader“で紹介されております。
※ 2023/7/15現在では、pandas-datareaderから取得できないようです。
Econdbとは
Econdbは、90以上の公式統計機関からの経済データを提供しています。
無料のAPIを使用すると、データベース全体の時系列をデータセットに集約したEcondbのデータにアクセスできます。
APIライセンス(EconDB Premium)
現在は、EconDB Premiumライセンスが無いと多くの機能が制限されているようです。
月額9.5ポンド(年間38ポンド)で利用することができるようです。
日本円にするとだいたい年間6,900円程度(2023/7/13時点)です。そこまで高いものではないので使ってみても良いのかもしれないです。
![](https://www.systrenote.com/wp-content/uploads/2023/07/image-7-758x1024.png)
データの探し方・コードの見つけ方
こちらのページから存在するデータを検索することができるようです。
また、データ取得時に利用するコード(CODE)についてもこちらから確認することができます。
![](https://www.systrenote.com/wp-content/uploads/2023/07/image-8-1024x398.png)
単語や国・データソース・トピック・データ頻度から検索条件を絞ることもできるようです。
データの種類
検索画面のフィルター条件からデータを絞り込むことができます。
データの絞り込みは、国、提供元、カテゴリ、データの頻度から選択することが可能です。
ここででは、カテゴリをいくつか紹介します。EconDBには以下のようなデータのカテゴリは以下のようなものがあります。
- マクロデータ(消費関連、人口、雇用関連指数、住宅関連、GDP、貿易関連、貨幣関連)
- コモディティ(石油)
- 為替
- 債券
詳細は、各自TOPICをご確認ください。(以下、一部のみ掲載)
![](https://www.systrenote.com/wp-content/uploads/2023/07/image-12.png)
Pythonによるデータ取得
ここからはEcondbのデータをPythonを利用して取得してみます。
pandas-datareaderによる取得
※ 現時点では取得できません。
pandas-datareaderを利用してEcondbからデータを取得してみます。
ここでは、米国のRGDB(Real gross domestic product: 実質国内総生産)を例に取得を試みます。
import os
import pandas_datareader.data as web
f = web.DataReader('ticker=RGDPUS', 'econdb')
f.head()
# 現在は、上記のコードでは"KeyError"になります。
APIを利用した取得
一部のデータは無料で取得できるみたいなので紹介します。
今回は、RGDBのデータをpanadsmのデータフレームとして取得してみます。
まず初めに取得したいデータのページに移動します。RGDBはこちらになります。
以下の”Export”ボタンからPythonを選択すると、データ取得のためのコードが表示されます。
![](https://www.systrenote.com/wp-content/uploads/2023/07/image-9-1024x212.png)
![](https://www.systrenote.com/wp-content/uploads/2023/07/image-10-1024x418.png)
上記のコードを利用することでPythonからEconDBのデータを取得することができます。このコードでは、APIでcsvファイルをリクエストし、その中身をpandas.read_csvで読み込んおります。以下の通り、問題なくデータを取り出すことができました。
![](https://www.systrenote.com/wp-content/uploads/2023/07/image-11.png)
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